20代経理未経験で転職は難しいですか？
ブランクがあるんですが、20代で経理未経験で働けますか？
20代であれば、例え、経理未経験でも就職可能です。
さらに、上位資格も狙え、独立開業の道も！
本記事では、経理での転職方法や目指せる資格も記載しています。
この記事では、私の体験談を元にくわしく解説していきます。
- 20代、未経験での経理への転職事情
- 20代経理未経験で転職を成功させるコツ
- 年収UPへの道筋
- 簿記2級満点合格
- 経理未経験で会計事務所勤務
- その後、一般企業に経理で就職（年収UP）
- 副業開始（月6桁達成！）
- 30代からでも年収アップする情報を発信中
転職を考える前に･･･。
「経理」について実態を知りたい方は下記記事もチェックしましょう。
【結論】20代経理未経験でも転職できるのか？
20代、経理未経験での転職は男女ともに可能です。
ただし、前職で就職してすぐにやめてしまっている人は、ある程度の資格が必要になります。
「経理」は続いてくれる人を好みます。
例え、ブランクがあっても、前職が長ければ長いほど有利になるでしょう。
転職を繰り返している方は、不利な分、戦い方を考える必要があります。
とは言え、まだ20代、コツさえ掴めば、条件のいい会社に就職することも可能です。
さらには、上位資格を取ることによって、将来、独立開業も夢ではありません。
経理は最近では、テレワークも可能な職種になっています。
子育てや介護で家を空けられない人も働きやすい職種なので、20代で経験を積んでおきましょう。
20代経理未経験の転職先は？
20代であれば、未経験でも経理の就職先の可能性が広がります。
1つ1つ見ていきましょう。
大中小企業の正社員
20代であれば、例え、経理未経験でも大企業の正社員として転職することは可能です。
ただし、会社をすぐに辞めてしまっている人は要注意。
企業規模が大きくなるほど、「安定した人」を欲しがります。
一方で、ブランクがある人でも、前職が長く続いていれば、大企業への転職も挑戦してみる価値ありです。
大企業を狙うなら、「弱点」を「強み」に変えることが必要。
転職エージェントなどを利用して挑戦するのが得策！
会計事務所の正社員
20代であれば、例え、経理未経験でも会計事務所では引く手あまた。
「会計事務所」って敷居が高そうですが、受かりますか？
ぶっちゃけて言ってしまうと、会計事務所はちょっとブラックな感じなので、人手不足が深刻化しています。
会計事務所は「残業が多く、その割にお給料が少ない」ところが多く、定着率が悪いのが欠点。
ただ、3年～5年、みっちり働けば、会計事務所経験者は市場価値がグッと高まります。
つまり、次の転職時には、「誰もが欲しがる経理経験者」になることができるんです。
私もこの方法で年収UPを実現することができました。
さらに、税理士や公認会計士の資格を取れば、独立開業もできます。
特に、主婦の方には会計事務所をおすすめしたいです。
私の知り合いに、主婦の方が子育て中に会計事務所でパートで働き、税理士資格を取った方が数人います。
子育てが落ち着いた頃には、独立して、こなせる数だけの顧客を取り、無理なく働いている人もいます。
シングルマザーの人も、パートから税理士になった人もいました。
会計事務所でしっかり修行すれば、キャリアと年収UPを実現できるということですね。
派遣社員（パート・アルバイト含む）
正社員が厳しければ、まずは派遣社員として、会社に食い込むのも手です。
特に、会計事務所では、派遣社員から正社員へのお声がけが非常に多いのでおすすめ。
私も3ヶ所で「正社員としてどうか」と打診を受けました。
2ヶ所では、あまりキャリアアップが見込めなかったので、お断りしました。
このように、お声がかかるし、こちらからも選択ができます。
「どこも正社員が受からない･･･」方は、あきらめる前に派遣社員という選択肢を選んでみましょう。
アルバイトやパートではダメですか？
もちろん、大丈夫ですよ。
ただし、派遣社員よりも時給が低いし、正社員へのお声がけも少なくなります。
できれば、派遣社員から正社員へのステップアップの方がいいでしょう。
【ブランクがあっても大丈夫！】20代未経験でも経理に転職する5つのコツ
本章では、20代経理未経験が効率よく経理職に転職できるコツを解説します。
もちろん、ブランクがあってもこのコツをしっかり実践すれば、転職できる確率がグッと上がるので、一緒に頑張りましょう！
1つ1つ見ていきましょう。
コツ①
資格を取る
20代であれば、例え、経理未経験でも転職は可能です。
ですが、できるなら、簿記2級は取得しておきましょう。
20代前半であれば、「今、勉強中です」とか「仕事をしながら勉強します」が通じますが、30歳に近づくにつれて、「勉強しながら」では不利になるので気を付けて下さい。
簿記1級も取った方がいいですか？
すでに取得済みであれば問題ないですが、今から取得するなら、簿記1級は必要ありません。
簿記1級の知識が必要なのは、大企業の経理か特殊な経理です。
「簿記1級」と「転職活動」の優先順位を考えたら、「転職活動」の方が優先順位が上になります。
ただし、中卒や高卒（一部必要科目を取得していない大卒も含む）の方で、将来、税理士を目指す方は、簿記1級が受験資格で必要になってくるので、転職活動と一緒に簿記1級の勉強もしておいた方がいいでしょう。
その他に、経理はPC周りやエクセルに詳しいと重宝されます。
簿記2級は必須！
時間に余裕があれば、経理に役立ちそうな資格も取得。余裕がなければ、簿記2級取得後は就職活動に専念しよう！
コツ②
今までのキャリアを洗い出す
20代では、あまりキャリアが蓄積されていないと思いますが、「経理未経験」を補うために、キャリアの洗い出しをした方がいいでしょう。
一見、経理に関係ないと思われることでも、すべてノートに書き出してみましょう。
今まで、専業主婦でこれと言ったキャリアはないのですが、どうすればいいですか？
専業主婦も立派なキャリアにつながるものがありますよ。
例えば、効率よく時間を使って、子育てしたり、家事をしたりしてますよね。
つまり、時間管理をきちんとできているということ。
町会や何かしらの会の補佐をしているなんて言うのも、「上の人の指示を遅滞なく遂行することができる」ということ。
経理は、誠実に、そして、効率よく仕事をしてくれる人を好みます。
何でもいいので、まずはキャリアを書き出してみて下さい。
些細なことでもいいので、今までのキャリアを書き出そう！
コツ③
穴場を見つける
例え20代でも「経験者」が挑戦する土場で戦っても絶対に勝てません。
履歴書を送ってもすべてダメだと嘆いている人は、戦う場所を間違えている人なんです･･･。
誰だって、経験がある人がいいに決まってます。
そこにいくら挑戦しいても、時間のムダになるばかりか、精神もやられてしまいます。
転職を成功させるコツは戦う場所を選ぶことです。
20代であれば、狙える穴場がたくさんあるので、自分に合った職場を見つけましょう。
多くの応募があるところは激戦区。
激戦区で勝てないのは当たり前！
狙うは「条件が良いのになぜか人が集まらない」会社。
これは、私の体験談ですが、求人掲載期限ギリギリの求人も穴場です。
新着の求人は、企業側もまだ、理想を高く持っており、「もっと他にいい人がいないか」と探っている最中なので、なかなか受かりません。
反対に、求人掲載期限ギリギリは、企業も焦っているので、「とりあえず、この人にしよう」という考えが働くことがあります。
コツ④
プロに任せる
今まで見てきたコツですが、素人にはわからないことだらけです。
さらに、転職活動には経験も必要なんです。
転職事情や受けがいい履歴書（職務経歴書）の最新情報も貴重な情報源です。
こういった情報を集めるのは至難の業。
特に、20代では経験が少なく、何から手を付けていいか悩んでいるだけで、時間が溶けていきます。
できないことや時間がかかることはプロにお任せして、就職活動や資格取得に時間をかけましょう！
転職エージェントでは必ず、職務経歴書を添削してもらったり、面接指導をしてもらいましょう。
自己満足の職務経歴書を出し続けても、効率が非常に悪いです。
転職活動で企業にアピールするものは、プロの転職エージェントの知恵を利用しましょう。
コツ⑤
20代なら、まずは経験を積む
20代ではれば、今後、何回か転職する可能性が高いです。
「20代未経験」で就職したお給料水準で満足ですか？
どうせなら、「経験者」水準のお給料にしたいところ。
なので、多少、お給料が安く、労働条件が悪くても、まずは経験を積むことを優先しましょう。
幸運にもその職場でお給料がUPすれば、そのまま在籍するもよし、お給料が上がらないようであれば、次は、「経験者」として転職に挑めます。
20代であれば、「未経験」から脱出し、次なるステップへ！
ちなみに、会計事務所勤務者は、一般企業の正社員よりも「経理」業界では価値が高くなります。
会計事務所では、慣れれば、1人で十数社の担当を持ちます。
つまり、一般企業では十数社の転職が必要な知識が、会計事務所では1ヶ所で経験できるんです。
さらには、税金にも詳しくなり、一般企業では、「喉から手が出るほどほしい人材」になれます。
20代経理未経験から目指せる上位資格は？
20代であれば、経理未経験でも、さらなる上位資格がめざせます。
- 税理士
- 公認会計士
「士」業になれば、将来、独立開業もできます。
もちろん、一般企業でも「社内税理士」など、企業が欲しがる人材になれます。
税理士とは
税理士とは、「税」のスペシャリストです。
法人税や消費税などの税金の書類（申告書など）を代行できるのは、実は税理士だけです。
また、税のスペシャリストなので、「節税対策」や「事業の状況把握」などもすることができ、大手企業では、「社内税理士」としての需要も高いのでおすすめです。
ただし、受験資格が「大卒で、しかも指定されている単位を取っている」もしくは、「簿記1級取得」が条件なので注意しましょう。
公認会計士とは
公認会計士とは、監査や会計の専門家 です。
「財務」に関する専門的な知識を活かして、監査や税務、会計などの業務など行います。
実は、弁護士と公認会計士は、税理士の受験をしなくても取得できます。
税理士が「税」のみに対して、公認会計士は幅広いフィールドで活躍できるだけでなく、将来性があり、人気がある職種です。
公認会計士になって、監査法人に就職すると年収が一気にアップしますよ。
ちなみに、税理士事務所と会計事務所は、呼び方の違いだけで、行っている業務は同じです。
ただし、実体験としては、「税」の専門家になるのであれば、所長（トップ）が税理士の事務所がおすすめです。
公認会計士は「税金」のことをサラッとしか勉強しておらず、税金に関して言えば、税のプロフェッショナルの税理士の知識と比べるとやはり見劣ります。
初心者の間は、税理士も公認会計士でも、どちらの先生についても問題ないですが、経験を積んでいったり、税理士を目指していくと、やはり、トップが税理士の方が経験を積むことができます。
まとめ：20代は経理未経験でも、さらなる上位資格も目指せる！
20代であれば未経験でも、経理への転職は比較的簡単にできます。
さらなる上位資格も目指せます。
より、効率的に、さらには、希望に近い転職を実現するために、本記事で記載したコツ5つをぜひ実践してみて下さい。